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「50年周期の景気サイクル」から読み解く、欧米経済の行方(幻冬舎ゴールドオンライン) - Yahoo!ニュース

経済や社会が、長期的な循環サイクルで動いているのだとすると、金利の動きにも一定のサイクルが見られるはずだ。その動きを知ることによって、長いスパンでの景気予測が可能になるのではないだろうか。今回は、経済評論家の加谷珪一氏の書籍『最強のお金運用術 富裕層だけが知っている 1%の金利の魔法 』(SBクリエイティブ)より一部を抜粋し、欧米経済における金利や景気の動きについて、ロシアの経済学者が提唱した、50年周期の「コンドラチェフ・サイクル」を用いて解説する。

景気や社会現象には、「周期的な法則」が存在する

学説の主流が変化し、最近ではあまり話題に上らなくなったが、かつて景気循環論は経済学における主要なテーマであった。

景気や社会現象に周期的な法則があることはかなり以前から認識されており、これを体系化したのが景気循環論である。短期的な景気や市場の変動について考える場合には、循環論はあまり役に立たないが、長期的あるいは超長期的な動きを分析する際には大きな威力を発揮する。

経済や社会が長期的な循環サイクルで動いているのだとすると、金利の動きにも一定のサイクルが見られるはずであり、その動きを知ることができれば、長いスパンでの景気予測に使えるはずだ。

特に最近は経済のパラダイムが歴史的な転換点を迎えているのではないかとの見方も広がってきている。超長期での金利や景気の動きについて、知っておいて損はないだろう。

コンドラチェフが発見した「50年周期の景気サイクル」

コンドラチェフ・サイクルはロシアの経済学者コンドラチェフによって提唱された約50年を単位とする経済の長期循環である。

コンドラチェフは、英国、米国、フランスの経済動向を調べ、物価、利子、貿易、生産などの指標について140年間に3つの山があることを発見した。

当初コンドラチェフはこれを社会資本投資などの内生的要因と考えたが、その後、シュンペーターが経済成長の文脈としてこれを取り上げ、イノベーション論と結びついたことで理論が大きく発展することになった。現在ではコンドラチェフ・サイクルは、イノベーション、新しい市場(ニューフロンティア)、通貨、戦争、資源など、多くの要因が複雑に関係して発生していると理解されている。

コンドラチェフ・サイクルは50年という長い期間を扱ったものなので、どの時点をサイクルの開始時点とするのか、あるいはピークとするのかで、見解が分かれる。ただ、欧米については、おおよそのコンセンサスが得られていると言ってよい。図表は欧米におけるコンドラチェフ・サイクルの概要を示したものである。

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May 07, 2020 at 06:00AM
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