なぜ船型で作ったのか……という答えが重要!
オランダ・ライデン大学の研究者チームが、3Dプリントで30マイクロメートルの船を制作し話題となりました。いわゆる3Dプリンターの性能チェックのために作られるベンチーなんですが、このサイズの船だと髪の毛の中に浮かべることができるのだとか…!
この3Dプリントの船はマイクロスイマー(バクテリアや精子などの水中を移動することのできる顕微鏡でしか見えないサイズの生物・物体)の研究の一環で作られたもので、プラチナを過酸化水素に反応させることで、推進力を得るとのこと。
この船を紹介した米Gizmodoの記事に掲載された研究者のDaniela Kraftへのインタビューによると、レーザーの焦点で固まる液滴の中にレーザーを当てて動かすことで船型に作り出したのだとか。
しかし、なぜ今回の研究で船型を選んだのかという質問に対してこのように回答しています。
3Dベンチーは肉眼で見えるサイズのものを印刷する3Dプリンターのテスト用としてデザインされたもので、いくつかの印刷が難しい部分があり、それを顕微鏡でしか見えないサイズのもので試してみるというのは自然な流れでした。それに顕微鏡でしか見えないサイズの船を作るのは楽しいですからね!
楽しいのは大事! ちなみにこのチームの研究論文は「Catalytically propelled 3D printed colloidal microswimmers」というタイトルで、科学雑誌「Soft Matter」に掲載されているとのことです。
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科学&テクノロジー
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