新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、電車やバスでの「密」を避けたい風潮を追い風に、シェアサイクル事業が好調だ。静岡市と地元企業が六月に始めた官民連携の「パルクル」は九月中旬までに専用の駐輪場を、新たに四十一カ所増やす。 (高橋貴仁)
全国でシェアサイクル事業を展開する「オープンストリート」(東京都)によると、コロナの感染が拡大した四月以降、利用者・利用回数は全国的に増加傾向にある。広報担当の黒杉有美子さんは「在宅ワークは広がったが、通勤せざるを得ない人は密になる電車を避けてシェアサイクルを選んでいる」と分析する。
パルクルは、公共交通機関の補完や地域活性化などを目指す官民連携事業。オープンストリートのアプリから会員登録し、予約時に発行される暗証番号を入力すれば、電動アシスト自転車の施錠が解除される。専用の駐輪場は三日現在、公共施設や公園など五十カ所にあり、百二十四台の自転車が利用できる。
サービスを開始した六月八日から、八月二十四日までに約一万回利用された。市などによると、JR清水駅から清水区役所や日の出地区に出勤する人の使用が目立つ。「毎朝奪い合いになる」という利用者の声を受け、八月十一日に、自転車を駐輪するラックを十二から二十七に増やした。静岡駅周辺では、駿河区の駐輪場から駅に向かう流れが顕著という。
市交通政策課によると、自治会から設置を望む嘆願書も届いている。同課自転車のまち推進係の市川志乃・主任技師は「市民に受け入れられて安心している。世界水準の自転車都市を目指し、今後もハードの整備を進めたい」と話す。
運営主体のTOKAIケーブルネットワーク(沼津市)の山内崇資・営業企画部長は「バスの本数が少なく、交通の便が悪いなど、交通課題の解決も目指している。自転車で静岡を元気にしながら、インフラ整備を続けたい」と語る。
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