ソフトバンクのサブブランド「ワイモバイル」が、7月1日に料金プランを改定する。楽天モバイルや、6月1日に料金プランを2本立てに整理したKDDI傘下の「UQモバイル」に対抗する。ケータイジャーナリスト・石野純也さんのリポートです。【毎日新聞経済プレミア】 ワイモバイルの料金プランは現在、「スマホベーシックプランS」「M」「R」の三つで、基本使用料はそれぞれ2680円、3680円、4680円。この金額は変えないが、「プランM」のデータ容量が9ギガバイト(GB)から1GB増えて10GBになる。また、「プランM」と14GBの大容量「プランR」は、容量を超えた時の速度を毎秒128キロビットから毎秒1メガビットに高速化する。 ◇容量を超えても毎秒1メガビット 楽天モバイルは4月、au回線を借りたローミングエリアの容量を2GBから5GBに上げ、同時に容量超過時の速度を1メガビット秒に上げた。ドコモから回線を借りる仮想移動体通信事業者(MVNO)時代の速度に合わせた。6月1日には、UQモバイルがこれに対抗して「スマホプランR」を新設。やはり容量超過時の速度を毎秒1メガビットに上げている。ワイモバイルの改定は、こうした取り組みを追うものだ。 毎秒1メガビットあれば、ニュースサイトやSNSなどは、画像が少なければ普通に利用できる。動画の視聴も画質を落とせば可能だ。そこそこの通信品質で安く使いたという利用者にとって、容量超過後の速度が毎秒1メガビットの料金プランは魅力だ。格安スマホではないサブブランドならではの特徴と言えるだろう。 一方で、ワイモバイルの料金は同じサブブランドに位置づけられているUQモバイルより、やや高めだ。3GBの小容量プラン「スマホベーシックプランS」は月額2680円。UQモバイルの容量3GBの「スマホプランS」は月1980円で、ワイモバイルより700円安い。 これは、ワイモバイルが10分までの定額音声通話を含んでいるためだ。UQモバイルは通話部分をオプションにしており、不要な利用者は料金を安く抑えられる。ただ代わりに、ワイモバイルには、新規加入の場合、加入の翌月から7カ月目まで月700円割り引く「新規割」があり、一定期間だけ料金はUQモバイルと同額になる。 ◇最近は他社に先を越される ワイモバイルはソフトバンクの電波をそのまま使うため、大手通信事業者の通信品質と、格安スマホの安さを両立させたサブブランドとして利用者からの人気も高い。ソフトバンクによると、ワイモバイル単独でのスマホ契約数は、2020年3月までに500万回線を突破している。UQモバイルは1月に200万回線を突破したばかりで、現状では2倍以上の差をつけ、市場をリードしている。 とはいえ、最近では、料金プランの改定などが他社の後手に回ることも増えてきた。以前はワイモバイルの発表をUQモバイルが後追いし、料金プランやサービスがほぼ同じになっていたが、このところ、その関係が逆転している。容量超過後の速度向上も、ワイモバイルがUQモバイルの後を追った形になる。 ワイモバイルは先手を打つことで、格安スマホの競争を制してきたが、今後も他社を出し抜く料金やサービスを期待したいところだ。
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June 21, 2020 at 07:32AM
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