使いこなし編では、自宅Wi-Fiの電波状況を良くする方法を解説しているが、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対策で急きょ自宅でインターネット回線を用意しなくてはならない人に向け、特別編としてモバイル回線を使ってインターネット接続環境を構築する方法を解説している。回線工事を待つことなく、とにかく急いで導入したいときに、モバイル回線がとても重宝する。
「自宅Wi-Fiの“わからない”をスッキリ! 使いこなし編」連載記事一覧
前回は、いくつかの手法のうち、テレワークでの利用などを想定する自宅の回線には、据え置きタイプのモバイル回線向けWi-Fiルーターの導入をお勧めした。
今回からはその一例として、UQ WiMAXの「Speed Wi-Fi HOME L02」を使った場合の設定を実際に行っていこう。
据え置きタイプでバッテリーは内蔵されていないので、電源を接続する必要がある。光回線などと異なり、設置場所は電源さえとれればどこでも構わない。極力窓の近くにしておくと、モバイル回線の接続が安定しやすい。なお、契約したnano SIMカードは、設定前に装着しておこう。
スマートフォンで設定を行うなら、Android/iOS向けの「Huawei HiLink」アプリを使うと、本体底面にあるQRコードを読み取って初期設定用のWi-Fiに簡単にアクセスできるので便利だ。もちろん、底面に書かれた初期設定用SSIDと暗号化キーを設定して、手動で接続することもできる。その場合、ウェブブラウザーを使いてログインするオーソドックスな設定方法になる。こちらの設定方法は、次回に見ていくことにしよう。
- Huawei HiLink(Google Play)
- Huawei HiLink(App Store)
PCでの設定はWi-Fi接続でも可能だが、有線LANケーブルで接続して行うとラクだ。なぜかと言うと、初期設定用SSIDと暗号化キーを変更するたびに本体はリセットされる。そのときに新たに設定したWi-Fiに接続し直さなくてはならないが、有線LAN接続ならこの手順は不要で、最後まで一気に設定を進められるのだ。
これはこのルーターに特有のテクニックではなく、Wi-Fiルーター全般に言えることなので、覚えておくといい。
なお本連載では、「WPS」と呼ばれるボタンプッシュ方式の自動接続機能は推奨しないことにしている。詳細は本連載の『第14回 ボタンプッシュを使ったWi-Fi接続設定を使ってみる』に書いている通りで、1台繋げるのは確かに手軽なのだが、その後に機器を追加していくのがけっこう面倒になるからだ。
さほど難しい設定ではないので、この連載を参考に、最初に無精せず自分でオリジナルの設定をした方が、長く使い続けるにはラクなので、がんばってみて欲しい。
HiLinkアプリでは、ルーター本体の底面にあるQRコードからWi-Fiの初期設定を読み込める。ここではiOSでの設定方法を紹介するが、Androidでも基本的に変わりはない。ただし、iOSの場合には、途中で構成プロファイルをダウンロードしてインストールする作業があるが、これだけはAndroidの場合には不要だ。
続いてWi-Fiの設定を行っていこう。SSID設定の画面で、「5GHz優先機能」をオンにすると、2.4GHz帯と5GHz帯で、同じSSIDが設定される。区別して接続したい場合はオフにしておく。
速度の出るIEEE 802.11acは5GHz帯のみで有効なので、速度を重視するなら区別して接続を分けた方が分かりやすい。この設定をオフにしたときには、名前の末尾に自動的に「_5G」が付く。
オリジナルのSSIDに変更した後に、再度Wi-Fiに接続すれば完了だ。
このWi-Fi接続が完了すれば、後は設定したSSIDで使いたいデバイスから接続して利用しよう。次回は、ウェブブラウザーを用いた初回接続を解説しよう。
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May 07, 2020 at 04:00AM
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【使いこなし編】第26回:テレワーク用回線にモバイル回線向けWi-Fiルーターを設定しよう - INTERNET Watch
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