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テレワークに便利な「モバイルディスプレイ」 USB接続タイプおすすめ3選【2020年最新版】 - ITmedia

 新型コロナウィルス肺炎の流行に伴い、多くの企業で急速にテレワーク化、リモートワーク化などの在宅勤務が推進されています。出勤をなくすことで時間的な余裕ができるといったメリットも多いテレワークですが、一方で大変なのが自宅における作業環境の構築ではないでしょうか。

テレワークに便利な「モバイルディスプレイ」 USB接続タイプおすすめ3選【2020年最新版】

 作業効率を上げるため、この機会に利便性の高いデジタルガジェットを購入したい、と考えている人も多いと思います。今回はテレワーク業務でも便利に使えるUSB接続の「モバイルディスプレイ」について、選び方やおすすめの製品をご紹介します。

モバイルディスプレイ選び:画面サイズと解像度をチェック

 持ち運びが可能で、ノートPCでも手軽にマルチディスプレイ環境を構築できることから、快適な作業に寄与するのがモバイルディスプレイです。

画面サイズは13〜15型程度の製品が多くなっています。重量は同サイズのPCよりも軽いことが多く、持ち運びはそれほど難しくありません 画面サイズは13〜15型程度の製品が多くなっています。重量は同サイズのPCよりも軽いことが多く、持ち運びはそれほど難しくありません

 一口にモバイルディスプレイと言っても、画面の大きさや画面解像度にはバリエーションがあるため、製品選びの際は真っ先にチェックする必要があるでしょう。特に大きさに関して言えば、ビジネスでの活用を考えるのなら、選択肢も多い10〜15型クラスの製品がおすすめです。

 主に自宅で活用する場合、15型クラスのモバイルディスプレイがもっとも利便性が高いと思われます。比較的画面サイズが大きく見やすいため、ノートPCが14型クラス以下であればメインディスプレイに取って代わることも可能です。

 解像度は最低でもフルHD(1920×1080ピクセル)は欲しいところ。最近は4K(3840×2160ピクセル)の製品も増えていますが、画面サイズが15型程度だと等倍表示では文字が小さく読みにくいため、倍率を上げたり、結局表示解像度をフルHDまで落としたりすることも多くなります。解像度が大きいに越したことはないのですが、上記のような問題もあるため、フルHDでも事足りる場面がほとんどでしょう。

 頻繁に持ち運ぶのであれば、モバイルノートPCに近い13〜14型クラスの製品がいいでしょう。近年は大型でも薄型・軽量の製品が多いですが、やはりサイズも小ぶりな方が取り回しは良好と言えます。この場合も、解像度はフルHD(1920×1080ピクセル)以上あれば問題ありません。

モバイルディスプレイ選び:PC、スマホとの接続方式をチェック

 近年のモバイルディスプレイは、ノートPCとも手軽に接続可能なUSBケーブルを使った映像入力が主流となっています。

USB一本で手軽に接続できる製品が大多数。配置方法の自由度も高く、作業性を高めることが可能です USB一本で手軽に接続できる製品が大多数。配置方法の自由度も高く、作業性を高めることが可能です

 対応製品が多いUSB 3.0接続の場合、一般的に映像伝送に使われるHDMIやDisplayPortに比べると制約が多めで、PCゲームなどの高負荷作業にも向きませんが、インターネット閲覧やオフィス作業といったビジネス用途、カジュアルな動画再生などには十分実用的と言えます。

 USB接続タイプのディスプレイを使用するときは、USB端子の形状がType-CなのかType-Aなのかをしっかりチェックする必要があります。Type-C製品はスマホへの接続も容易なほか、Type-A変換用のアダプターが付属する場合が多く、DisplayPort Alt Modeが利用できるなど、使用する上でのメリットが大きいです。

モバイルディスプレイ選び:タッチ操作の対応・非対応をチェック

 最近のモバイルディスプレイは、タッチ操作に対応しているモデルも販売されています。10点マルチタッチに対応しているようなモデルでは、スマートフォンとの相性も抜群と言えます。動画を視聴するだけでなく、アプリやゲームも大画面で操作可能となるでしょう。

タッチ操作に対応するモデルでは、スマホとの接続性も良好です タッチ操作に対応するモデルでは、スマホとの接続性も良好です

 タッチ対応の製品は一般的なディスプレイに比べてやや高価になりますが、あって損はないため、PC・スマホのどちらでも外部出力を行いたいユーザーにおすすめです。

モバイルディスプレイのおすすめモデル3選

レノボ・ジャパン「ThinkVision M14」

 レノボ・ジャパン「ThinkVision M14」(シンクビジョン)は、フルHDで14型サイズのモバイルディスプレイです。重量約570g、厚さ4mmと極めて薄型・軽量であり、抜群の可搬性を誇るのが大きな特徴です。

「ThinkVision M14」 「ThinkVision M14」

 パネル方式はIPSで、上辺と左右辺の3辺はベゼルを狭めた狭額縁デザインを採用。ACアダプターは必要なく、ケーブル1本で給電と画面出力が可能です。自立式のチルトスタンドは0-90度の角度に調整でき、また高さ調整用のスタンドも備えています。

 接続にはUSB Type-Cを使用。Type-Cポートをボディの左右に1つずつ備えるため、ケーブルの長さやノートPCのポート位置を気にせずに、配置場所を選びにくいです。

 また、パワーパススルー機能があるため、ThinkVision M14側にノートPC自身のType-C ACアダプターを接続し、もう1つのケーブルでPCへUSB接続することで、PC側への給電と内蔵バッテリーの充電も行えます。直販価格は3万4000円(税抜、以下同)前後です。

日本HP「HP EliteDisplay 14インチ モバイルディスプレイ S14」

 日本HPの「HP EliteDisplay 14インチ モバイルディスプレイ S14」は、フルHDの14型モバイルディスプレイです。パネル方式はIPSを採用し、水平・垂直方向の視野角が178度と高視野角です。複数人で画面を見るような場面でも困ることはありません。折りたたみ可能な軽量スタンドは、平常時に画面カバーとなるなど、持ち運びの際も安心です。

「HP EliteDisplay 14インチ モバイルディスプレイ S14」 「HP EliteDisplay 14インチ モバイルディスプレイ S14」

 接続方式はUSB-Type Cで、DisplayPort Alt modeに対応。安定した映像信号の供給が可能です。本体の薄さは8.6mm、重量は約1kgと比較的軽量なので、頻繁な持ち運びも無理なく行えるでしょう。実売価格は2万8000円前後です。

ASUS「ASUS ZenScrenn MB16AMT」

 「ASUS ZenScrenn MB16AMT」はASUS(エイスース)の15.6型液晶ディスプレイ。IPSパネルで解像度フルHDの液晶を搭載し、10点マルチタッチに対応する高機能モデルです。

 最大4時間駆動を実現するバッテリーを内蔵するため、接続先のデバイスの電力を消費せずに使用できるのも大きなメリットとなります。スピーカーは2つ搭載で、コンテンツ鑑賞にも向いているのが嬉しいですね。

「ASUS ZenScrenn MB16AMT」 「ASUS ZenScrenn MB16AMT」

 接続方式はUSB Type-Cとmicro-HDMI。ハイエンドモデルでありながら、本体重量は900gで薄さ9mmの筐体を採用するなど、持ち運びも現実的な筐体を維持しています。ブルーライトカット・フリッカーフリーといった機能も気が利いており、とにかく高品質なモバイルディスプレイが1台欲しいユーザーにおすすめです。実売価格5万5000円前後です。

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April 14, 2020 at 01:10PM
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