大阪ニュース
2020年4月1日
シェアサイクル事業を運営する「ホームドア」(大阪市北区)は、都市再生機構(UR)と提携し、シェアサイクルのポートを同市内のUR賃貸住宅17団地で新設した。駅前や商業施設など府内約220カ所で貸し出しと返却を利用でき、住民の利便性向上を目指す。
UR賃貸住宅に設ける「ハブチャリ」(イメージ) |
ホームドアは、シェアサイクル「ハブチャリ」の運営を通じて、ホームレス状態にある人の就労や生活支援に取り組んでいるNPO法人。自転車のメンテナンスやバッテリー交換をホームレス経験者などのスタッフが手掛け、就労支援による困窮対策と、放置自転車対策を同時に解決する取り組みだ。
UR都市機構では、住民の利便性向上のため、シェアサイクルの導入で交通手段の選択肢を増やしたい考えで、同市北区の「リバーサイドながら」など市内10行政区で140台分のラックを設置。今後は、導入効果を検証しながら25年度までに関西の100団地で運用を目指す。
シェアサイクルは、訪日外国人を含む観光のほか、18年6月に起こった府北部地震では、交通がまひしたことから帰宅困難者の「セーフティーネット」としても効果を発揮している。
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April 01, 2020 at 09:09AM
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