探査機「はやぶさ2」がオーストラリアに着陸させた小惑星リュウグウの試料が入ったとみられるカプセルが8日、相模原市にある宇宙航空研究開発機構(JAXA)の宇宙科学研究所に到着したことを受け、チームは晴れやかな表情で記者会見に臨んだ。
同研究所の国中均所長は「付近の沿道では、数多くの地元の方々にカプセルを出迎えていただき感謝している。今後はさまざまなデータや試料を解析し、未来に備えたい」と話した。
責任者の津田雄一プロジェクトマネージャは「(カプセル到着を)出迎えたときは、52億キロの往復飛行を経て戻ってきた実感がふつふつと沸き、心に迫るものがあった」と心情を吐露。カプセルを開封して行う今後の分析作業については「新しい科学に貢献できる。本当によかった」と期待を込めた。
吉川真ミッションマネージャは「カプセルが戻ってきて本当にほっとした。リュウグウの試料が入っているか、入っているならどれだけ入っているかが非常に気がかりだ」と語った。
試料の分析を担当する臼井寛裕グループ長は「チームはここまで(100点満点で採点すると)1万点で届けてくれた。国民の皆さまの熱い支援にお応えし、1万点を2万点、3万点にもできるよう分析を頑張る」と意欲を語った。
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