探査機「はやぶさ2」の、小惑星の砂が入ったとみられるカプセルが、神奈川県のJAXA=宇宙航空研究開発機構の施設に運び込まれ、今後は分析チームによって思いもよらない科学的成果をあげることが期待されています。
オーストラリアの砂漠地帯で回収された「はやぶさ2」のカプセルは、神奈川県相模原市のJAXA宇宙科学研究所に運ばれ分析用の施設に入れられました。
これで「はやぶさ2」による小惑星「リュウグウ」の探査はすべて終わり、今後は物質を分析するチームが入っているとみられる試料を分析する段階に入ります。
分析チームは、来週以降にふたを開けて試料が入っているか確認し、およそ6か月かけて記録をとったうえで、6つのグループに分配して鉱物や有機物など本格的な分析を行うことになっています。
また、研究計画を国際公募し、採択されれば一部の試料は海外の研究者にも渡されるほか、協定に基づいてNASA=アメリカ航空宇宙局にも試料を提供することになっています。
「はやぶさ2」の津田雄一プロジェクトマネージャは「私たちが思ってもみなかったような複雑な有機物のほか、水を含む鉱物でも意外な構造がみつかることなどを期待している」と話し、人類が初めて手にした試料で思いもよらないような科学的成果があがることを期待していました。
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