2020年12月初回のリリースとなった本バージョンは,WHQL(Windows Hardware Quality Labs,ウィクル)を通過しているものの「Optional」(随意選択)版に位置づけられている。トピックは同日に発売となった「Radeon RX 6900 XT」への対応だ。
また同時に,12月10日発売予定のアクションRPG「Cyberpunk 2077」への対応も謳われている。ただ,例によって性能向上とは書いていないので,AMDが動作を確認したドライバという理解でいいだろう。
不具合修正では,Radeon RX 6800シリーズにおいてゲームで十分な性能が得られない問題への対応が行われた。Radeon RX 6000シリーズはまだ出たばかりということもあり,不具合も相応に報告されているので,当分はドライバの更新情報を追う日々が続きそうだ。
AMDはゲーマーに対してOptional版ドライバの導入を推奨しているので,対象のGPUやAPUを使っているのであればAdrenalin 2020 20.12.1を導入してみるといいだろう。
→AMDのドライバダウンロードページ
https://www.amd.com/ja/support
→4Gamerの最新ドライバリンクページ
https://www.4gamer.net/games/999/G999902/FC20110422001/
いつもどおり,英文のリリースノートから,新機能を含めたポイントをまとめておこう。
●Adrenalin 2020 20.12.1の対応GPU
- Radeon RX 6000シリーズ
- Radeon RX 5000シリーズ
- Radeon VII
- Radeon RX Vegaシリーズ
- Radeon RX 600・500・400シリーズ
- Radeon Pro Duo
- Radeon R9 Furyシリーズ
- Radeon R9 300・200シリーズ
- Radeon R7 300・200シリーズ
- Radeon R5 300・200シリーズ
- Radeon HD 8500以上のRadeon HD 8000シリーズ
- Radeon HD 7700以上のRadeon HD 7000シリーズ
- Radeon RX 5000Mシリーズ
- Radeon R9 M300・M200シリーズ
- Radeon R7 M400・M300・M200シリーズ
- Radeon R5 M300・M200シリーズ
- Radeon HD 8500M以上のRadeon HD 8000Mシリーズ
- Radeon HD 7700M以上のRadeon HD 7000Mシリーズ
●Adrenalin 2020 20.12.1の対応APU
- Ryzen 4000Gシリーズ
- Ryzen 3000Gシリーズ
- Ryzen 2000Gシリーズ,Athlon 200GEシリーズ
- Ryzen PRO 2000Gシリーズ,Athlon PRO 200GEシリーズ
- A-Series APUs with Radeon Graphics
- Pro A-Series APUs with Radeon Graphics
- Ryzen Mobile Processors with Radeon Vega Graphics,
Athlon Mobile Pro ces sors with Radeon Vega Graphics - Ryzen PRO Mobile Processors with Radeon Vega Graphics,
Athlon PRO Mobile Proces sors with Radeon Vega Graphics - ノートPC向けFX-Series APUs with Radeon Graphics,
A-Series APUs with Radeon Graphics - ノートPC向けA-Series PRO APUs with Radeon Graphics
- Sempron Series APUs with Radeon R3 Graphics
- E2-3000シリーズ以降のE-Series APUs with Radeon R2 Graphics
- A4-5000番台のAMD A4-Series APU for Desktop
- A4-5000番台のAMD A4-Series APU for Laptop
- E2-3000シリーズ以降のE-Series APUs with Radeon R2 Graphics
●Adrenalin 2020 20.12.1が統合するコンポーネント(※比較対象はAdrenalin 2020 20.11.3)
- Display Driver Package:20.45.01.28-201204a-361901C
-Rad eon Soft ware Adre nalin 2020 (←20 .45 .01 .24 -201 125a -361 677E -Rad eon Soft ware Adre nalin 2020 ) - Radeon Settings:2020.1204.0703.12704(←2020.1125.1407.25415)
- 2D Driver:8.1.1.1634
- Direct3D:9.14.10.01471
- OpenGL:26.20.11000.14757
- OpenCL:記載なし
- Mantle:記載なし
- Mantle API:記載なし
- Audio Driver:10.0.1.16
- Vulkan Driver:2.0.168
- Vulkan API:1.2.159
●Adrenalin 2020 20.12.1おける最適化
- 記載なし
●Adrenalin 2020 20.12.1における新要素
- Radeon RX 6900 XTに対応
- 「Cyberpunk 2077」に対応
●Adrenalin 2020 20.12.1で解決した問題
- Radeon RX 6800シリーズにおいて,ゲーム実行中に想定されるGPUクロックに達しないことのあった問題
- Radeon RX 6800でHP製VR HMD「HP Reverb G2 Headset」使用時に同期が外れたり,画面が黒くなったりすることのあった問題
- ハイブリッドグラフィックス構成で拡張ディスプレイを接続して「Tom Clancy’s Rainbow Six Siege」のVulkan APIを有効化すると,表示が破綻することのあった問題
- Crossfire構成のPCでゲームの画面のアスペクト比を16:9に設定しようとしたときに発生していた問題(※詳細未公開)
- Radeon RX 5700シリーズで,「Performance Metric Overlay」やパフォーマンスチューニングタブにて,アイドル時に実際より高いクロックが表示されることのあった問題
●Adrenalin 2020 20.12.1における既知の問題
- FreeSyncを有効化した状態で一部のゲームタイトルをボーダーレスフルスクリーンに設定すると,画面がちらつくことがある
- Radeon RX 6000シリーズにSceptre製「Sceptre C」シリーズやSamsung Electronics(以下,Samsung)製「Odyssey G9」シリーズ液晶ディスプレイを接続すると,断続的に画面が黒くなることがある
- Samsung製「Odyssey G9 C49G95T」ディスプレイで解像度を5120×1440ドット,リフレッシュレート240Hzに設定すると表示が破綻することがある
- 「Metro Exodus」「Shadow of the Tomb Raider」
「Battlefield V」 「Call of Duty: Modern Warfare」でDirectX Raytracingを有効にすると,ゲームがクラッシュすることがある - RDNAアーキテクチャのGPUでは,Radeon Softwareにおける異方性フィルタリングの設定がDirectX 9対応アプリケーションで有効にならない
- Radeon HD 7800シリーズでは,Radeon Softwareによる録画やストリーミング機能が機能しないことがある
- 「HDMI Scaling」のスライダーを変更すると,フレームレートが30fpsに固定されることがある
- PolarisアーキテクチャのGPUやRadeon Vegaシリーズで「Oculus Link」を使用すると,クラッシュすることがある
- オーバークロックツール「MSI Afterburner」使用時に画面がちらつくことがある
- 一部のゲームやシステム構成で「Enhanced Sync」を有効にすると,画面が黒くなることがある。Enhanced Syncを無効にすれば,この問題を一時的に回避できる
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