小惑星リュウグウの試料が入っているとみられるカプセルを地球に持ち帰った小惑星探査機「はやぶさ2」について紹介するロビー展「はやぶさ2 地球帰還!」が20日まで、富山市西中野町の市科学博物館で開かれている。
はやぶさ2が持ち帰ったカプセルは6日未明、豪州南部の砂漠に着地、8日に相模原市の宇宙航空研究開発機構(JAXA)の施設に到着した。簡易分析ではカプセルの中からガスが検出されたといい、岩石のかけらも0・1グラム以上入っているとみられている。今後の研究次第で、太陽系の起源や地球の水、生命を構成する有機物との関係を明らかにできると考えられている。
壮大なミッションの意義を子どもたちに知ってもらおうと企画。職員が手作りしたはやぶさ2の8分の1模型や、小惑星探査の歴史を分かりやすく解説したパネルなど約30点を展示。ミッション成功に伴い、JAXAの映像なども追加で展示した。
担当した科学博物館の天文担当学芸員、近藤秀作さん(32)は「遠い宇宙にある物を持ち帰るというミッションを完全にクリアしてくれた」と成功を祝福。さらに、11年計画で次の小惑星の探査に向かったことにも触れ、「11年後は、子供たちが大学生や研究者になる頃。今回の展示に宇宙に興味を持ってほしい」と期待する。
館内のプラネタリウムでも、はやぶさ2のミッションを紹介するプログラムを来年夏まで上映している。【青山郁子】
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