Dynabook株式会社は10日、Tiger Lakeこと第11世代Coreプロセッサを搭載する13.3型モバイルノート「dynabook G8」および「dynabook G6」を発表した。税別店頭予想価格は前者が19万円前後、後者は17万円前後の見込みで、11月下旬より順次発売。
dynabook Gシリーズは同社が「プレミアムモバイル」と位置づける製品群で、24時間の長時間駆動や888gまたは908gの軽量さ、MIL規格準拠の堅牢性などが特徴。
クラムシェルだが、ディスプレイのヒンジが180度回転し、画面回転ユーティリティを利用することで、商談のさいなどにノートパソコン自体の向きを変えることなく、対面の相手にそのまま画面を確認してもらうことが可能。液晶はIGZOパネルを採用し、高画質と省電力を両立させている。
顔認証センサーを搭載しており、Windows Helloの生体認証機能を利用可能。また、カメラ部分にはスライド式のプライバシーシャッターが備え付けられており、プライバシー保護を優先して物理的に隠すことができる。
キーボードのキーサイズの大型化が行なわれ打鍵感を向上。前モデルの幅と高さが15.3×13.1mmだったのに対し、今回は16×15mmと20%広くなっており、スペースキーも51.2mmから67.8mmと32%増になっている。さらに、タッチパッドの触り心地が滑らかになり、操作性も上がっているという。
dynabook G8のおもな仕様は、Core i7-1165G7(4コア/8スレッド、2.8~4.7GHz、Iris Xe Graphics)、DDR4-3200 16GB、PCIe SSD 512GB、13.3型フルHD(1,920×1,080ドット)液晶ディスプレイ、Windows 10 Homeを搭載。
一方のdynabook G6は、Core i5-1135G7(4コア/8スレッド、2.4~4.2GHz、同)、DDR4-3200 8GB、PCIe SSD 256GBを搭載するほかはG8と同じ。
インターフェイスは共通で、Thunderbolt 4×2、USB 3.0×2、Wi-Fi 6(IEEE 802.11ax)、Bluetooth 5.1、Gigabit Ethernet、HDMI、microSDカードスロット、92万画素Webカメラ、顔認証センサー、ステレオスピーカー、デュアルマイク、音声入出力端子などを装備。
本体サイズは約306×210×17.9mm(幅×奥行き×高さ)、重量はオニキスブルーが約888g、パールホワイトは約908g。Microsoft Office Home & Business 2019が付属する。
約758gの法人向けモバイルノート「dynabook G83」のTiger Lake版も
法人向けの13.3型プレミアムモバイルノートとして、Tiger Lakeを搭載する「dynabook G83/HR」も展開し、本日(10日)より受注を開始。税別価格は27万6,200円からとなる。
筐体のサイズはdynabook G8およびG6と同じだが、バッテリSとLの2種類を用意しており、重量は約758gからとさらに軽量なモデルを用意。バッテリSの駆動時間は約10時間で、バッテリLの場合は最大24時間。IGZOパネルの採用やMIL規格の準拠などは同一。なお、バッテリSのモデルはThunderbolt 4ではなく、ただのUSB Type-C(USB PD対応)となる。
CPUはCeleron 6305からCore i7-1165G7までラインナップされているほか、最大24GBのメモリの実装や、オプションで指紋と顔認証センサーの両方を搭載することが可能となっている。
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November 10, 2020 at 08:30AM
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