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マカフィー、最新のモバイル脅威レポートを公開 - 福島民友

2020年3月12日

マカフィー株式会社

マカフィー、最新のモバイル脅威レポートを公開
2020年は「隠しアプリ」によるモバイルステルス攻撃の年に 
モバイルの「隠しアプリ」と独自の配信方法で
一般ユーザーを標的にするハッカーが出現

【画像: https://kyodonewsprwire.jp/img/202003117932-O1-kWjo9FU3

<ニュースハイライト>
・2020年は「隠しアプリ」によるモバイルステルス攻撃の年と予測

・隠しモバイルアプリが、2019年のモバイルに対する
 悪意ある脅威全体のおよそ50%に

・偽のセキュリティ警告で被害者をだまし、
 危険な設定を有効にさせ、望まない自動アクションを実行する
 モバイルマルウェアファミリー「LeifAccess」

デバイスからクラウドまでを保護するサイバーセキュリティ企業である
米国マカフィー(McAfee LLC、本社:米国カリフォルニア)は、
「モバイル脅威レポート2020」を発表しました。

本レポートにおいて、ハッカーがモバイルの隠しアプリ、
サードパーティーのログイン機能、偽のゲーム動画を使用して、
一般ユーザーを標的にしていることが明らかになりました。

昨年、ハッカーはバックドアや仮想通貨マイニングなど、
多岐にわたる方法で一般ユーザーを標的にしていました。
最新の調査結果に基づき、マカフィーは、ハッカーが攻撃を隠す
手法を拡大し、特定および駆除がますます困難になっていることを
明らかにするとともに、2020年は「隠しアプリ」による
モバイルステルス攻撃の年になると予測しています。

マカフィーは、一般ユーザーが直面する最も危険なモバイルの脅威は
「隠しアプリ」であり、2019年では悪意あるアクティビティ全体の
50%近くに及んだと明らかにしました。2018年から30%増加しています。

2030年までに、一人当たりのネットワークに接続している
デバイスの所有数が15台になると予測される中、
ハッカーは一般ユーザーが最も時間を費やすチャネル、
すなわちデバイスを通じて彼らを狙っています。

隠しアプリは、サードパーティーのログインサービスを使用したり、
望まない広告を配信するなどさまざまな方法で、
疑いを持たない一般ユーザーにつけこんできます。

マカフィーのコンシューマービジネス担当
エグゼクティブバイスプレジデントの
テリー・ヒックス(Terry Hicks)は
次のように述べています。
「一般ユーザーは、今まで以上にインターネットにつながっています。
セキュリティの現状と将来のリスクを考慮すると、
一般ユーザーにとってより大切なもの、つまり個人データ、
家族、友人を保護するためにできるあらゆることに
しっかりと取り組んでいきたいと考えています。
水面下でデータを盗んでいくモバイル脅威が台頭してくる中、
一般ユーザーにとって最も価値ある資産とデータの
保護強化に引き続き注力していきます。」

「モバイル脅威レポート2020」は、
モバイルの脅威トレンドとして、以下を強調しています。

・ゲーム人気に便乗して一般ユーザーを騙すハッカー:
ハッカーは人気のゲーマー向けチャットアプリのリンクを介して
悪意あるアプリを配信したり、偽アプリへのリンクを含む
独自コンテンツのチート動画を配信するなど、
ゲーム人気を利用しています。

これらのアプリは、本物のアプリによく似たアイコンで本物に
なりすまし、望まない広告を配信してユーザーデータを収集
します。

マカフィーのリサーチャーは、FaceApp、Spotify、
Call of Dutyなどの人気アプリにはすべて、
疑いを持たない一般ユーザー、特に若者を狙おうとする
偽のバージョンがあることを明らかにしました。

・サードパーティーのサインオン機能を使用してアプリの
ランキングシステムを操作する新たなモバイルマルウェアが出現:
マカフィーのリサーチャーは、「LeifAccess(別称Shopper)」と
呼ばれるモバイルマルウェアファミリーに関する
新たな情報を明らかにしました。

このマルウェアは、Androidのアクセシビリティー機能を利用して、
アカウントの作成、アプリのダウンロード、被害者のデバイスに
設定された名前とメールによるレビューの投稿を行います。

マカフィーのリサーチャーは、「LeifAccess」をベースとする
不正アプリがソーシャルメディア、ゲーミングプラットフォーム、
詐欺的広告、およびゲーマー向けチャットアプリを介して
配信されていることを確認しました。
偽の警告を発し、ユーザーにアクセシビリティー機能を
有効化させることでマルウェアのあらゆる機能を有効にします。

【画像: https://kyodonewsprwire.jp/img/202003117932-O2-KybJC01b

・正規の交通アプリを介して機密データを盗む独自のアプローチ:
マカフィーのリサーチャーは、韓国の交通アプリが機密ファイルを
アップロードする「MalBus」と呼ばれる偽のライブラリや
プラグインにより不正アクセスされたことを明らかにしました。

この攻撃は、オリジナルの開発者のGoogle Playアカウントを
ハッキングすることで、韓国の正規の交通アプリに潜んでいました。
この交通アプリは5年以上にわたり、韓国の地域ごとのバス停の
場所、路線図、時刻表など幅広い情報を提供していました。
「MalBus」は、ハッカーが評判の高い人気アプリの正規開発者の
アカウントを狙うという、既存の攻撃手法とは異なります。

マカフィーのチーフサイエンティスト兼フェローの
ラージ・サマニ(Raj Samani)は、次のように述べています。
「一般ユーザーのデジタル世界をリモートコントロールする
デバイスから、貴重なリソースと大切なデータを水面下で盗む、
隠しアプリが非常に増えています。
これまで以上に一般ユーザーにとって必要なことは、
新たな脅威を認識するとともに、正規のアプリストアを
利用したり、レビューを注意深く読むなど、
自身を守るために取るべき手段を講じることです。」

■マカフィーについて
マカフィーはデバイスからクラウドまでを保護する
サイバーセキュリティ企業です。業界、製品、組織、そして個人の
垣根を越えて共に力を合わせることで実現するより安全な世界を目指し、
マカフィーは企業、そして個人向けのセキュリティ ソリューションを提供しています。
詳細は https://www.mcafee.com/ja-jp/ をご覧ください。

* McAfee、マカフィー、McAfeeのロゴは、米国および
 その他の国におけるMcAfee, LLCの商標又は登録商標です。
* その他の会社名、製品名やブランドは、該当各社の商標又は登録商標です。

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