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モバイル通信3社、ギャラクシーS20の「3色競争」 - 東亜日報


三星(サムスン)電子のフラッグシップスマートフォン・ギャラクシーS20が、新型コロナウイルス感染症(COVID19)の影響で苦戦する中、SKテレコムやKT、LGユープラスのモバイル通信3社が「カラーマーケティング」を掲げて、巻き返しを狙っている。通信3社は、自社だけで購入できるブルー(SKテレコム)、レッド(KT)、ピンク(LGユープラス)色の専用携帯電話をそれぞれ発売して好評を得ている。

SKテレコムは昨年、ギャラクシーノート10に続き、ギャラクシーS20まで2年間「ブルー」を前面に出して、30代や40代を攻略している。ギャラクシーS20の事前予約客のうち約40%がブルーモデルを選んだが、これは昨年のギャラクシーノート10の当時(約35%)よりも「ブルー」を好む人が増えたためだ。特に30代や40代は、50%がブルーを選んだ。

SKテレコムは、発売前の三星電子との協議の過程で、グローバル色彩専門企業・パントンが「今年の色」に選んだブルーを採用するよう、積極的に要求したという。SKテレコムの関係者は、「韓国経済の若い柱である30代や40代が、ブルーの進取的なイメージに反応している」とし、「カラーマーケティングが、COVID19という悪材料克服の触媒剤になることを期待している」と話した。

KTは、レッドモデルを通じて、20代や30代客の拡大を狙っている。KTによると、事前開通初日の27日、KT公式オンラインモール・KTショップでギャラクシーS20を開通した客の55%が「レッド」を選んだ。特にKTのレッド専用モデルを選んだ客の82%が20代や30代だった。KTは、20代や30代に人気が高い歌手ジェニー(ブラック・ピンク)をモデルに打ち出しており、ジェニーの広告映像は公開から10日間で累積クリック件数が1000万件を突破するなど、好評を得ている。

KTは、レッドは女性だけでなく、男性客の拡張にも効果的だと見ている。開通初日にレッドモデルの購入者の60%が男性だったほどだ。KTの関係者は、「韓国人にとって、レッドは性別を越えて普遍的な情熱を表す色だ」と説明した。

LGユープラスは、今年初めて「ピンク」専用の携帯電話を導入した。ギャラクシーS20の事前契約の段階で36.1%を占めていた「ピンク」モデルは、開通初日の販売台数の41%を占めて人気が続いている。昨年のギャラクシーS10の当時、最も多く売れたシルバー(39%)を超えている。LGユープラスが導入したピンクは、米IT専門媒体・アンドロイドセントラルからギャラクシーS20シリーズの中で「最高の色」と評価された。

特にLGユープラスは、デジタル専門広告代理店・ペンタクルと、ピンク広報に積極的に乗り出している。LGユープラスの関係者は、「スマートフォン市場ではなかなか目にできないピンクカラーのように、LGユープラスを選べば「線を越える恩恵と機能」があることを強調している」と語った。

柳根亨 noel@donga.com

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March 02, 2020 at 06:28AM
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