1万円未満で買えるスマホもあり「OCN モバイル ONE」の総決算セールが熱い - ITmedia

　「OCN モバイル ONE」として格安SIMサービスを提供するNTTコミュニケーションズが、この春オススメのスマートフォンとSIMのセットを大きく割り引くキャンペーンを実施する。対象期間は2020年2月28日から3月25日までとなる。

　今回はその中でもオススメの3機種、シャープ製「AQUOS sense3 plus」、Apple製「iPhone XR 整備品（64GB）」、TCL製「TCL PLEX」をレビューする。セット販売では5万円台のiPhone XR、3万円台のAQUOS sense3 plus、1万円以下のTCL PLEXとそれぞれ価格帯は異なるが、いずれも大きく値引きされておりお買い得だ。※価格は全て税別。

話題のスマホが当たる　OCN モバイル ONE 春のプレゼントキャンペーン

　今回の記事でご紹介している「AQUOS sense3 plus」「iPhone XR 整備品（64GB）」「TCL PLEX」のいずれか1台を、ITmedia Mobile読者の方にプレゼントします。下記の要項をご覧いただき、奮ってご応募ください。

キャンペーン期間：2020年2月28日〜3月9日23時59分
応募条件：Twitterで@itm_mobileと@ocn_mobileoneをフォロー＆以下の投稿のRTをいただいた方
当選発表：当選された方には希望端末と配送先をお聞きするために、@itm_mobileよりDMをお送りします。
希望端末と配送先住所をご記入の上ご返信いただいた方にプレゼントをお送りします。
当選無効：DMのご返信は7日以内とさせていただきます。8日目以降にご返信いただいても、当選は無効とさせていただきます。
応募上の諸注意：賞品のお届け先は日本国内に限らせていただきます。抽選と発送は2020年3月中旬〜下旬の予定です
お預かりした個人情報は、アイティメディア株式会社の「プライバシーポリシー」に基づいて厳重にお取り扱いいたします

防水やおサイフケータイに対応した大画面モデル「AQUOS sense3 plus」

　シャープのAQUOS sense3 plusは、大画面かつ操作が快適で、防水やおサイフケータイといった機能も搭載したモデルだ。人気モデル「AQUOS sense3」と比べると画面サイズが5.5型から6型へと大型化、さらに動作も高速なより使いやすいモデルとなっている。

「AQUOS sense3 plus」

　気になる価格だが、OCN モバイル ONEの新規契約時にセットで購入すると、通常価格4万円が3万円、さらに他社からの乗り換え（MNP）で2万5000円とかなりお手頃。スマホを2年や3年使うことを考えると、少しでも画面が見やすく処理性能が高い方がいい。AQUOS sense3も2万円台半ば（本セール期間中は1万2000円）と手ごろな価格で人気だが、より大きな画面でスマホを楽しみたいなら、AQUOS sense3 plusを強く勧めたい。

　最大の魅力が、大きな6型のIGZO液晶だ。発色が鮮やかでフルHD+（1080×2220ピクセル）と高解像度なので、YouTubeやNetflixなどで高画質な映像を楽しむのにも向いている。また、この価格帯では数少ないステレオスピーカー内蔵モデルなので、映画から音楽、ゲームまで立体的な音を楽しめる。

画面サイズは6型と大きく、動画視聴時に気になるノッチはない。

　実際、新幹線や飛行機などで映画や番組を楽しむ場合、6型かそれ以下では画面の見やすさや快適さがかなり違ってくる。AQUOS sense3 plusは128GBのストレージを内蔵しているので、事前にWi-FiでNetflixやAmazonプライムのダウンロード機能で映像を保存しておけば、通信が不安定な長時間の移動中も高画質な映像を楽しめる。ハイレゾ音質のイヤフォンやワイヤレスイヤフォンを利用できるので、ぜひ組み合わせて使いたい。

防水・防塵（じん）かつ、おサイフケータイにも対応。イヤフォン端子も搭載している

　大容量の4000mAhバッテリーを搭載しており、一般的な使い方なら2〜3日バッテリーが持つ。指紋認証センサーは前面に搭載しているので、違和感なくロックの解除ができる。指紋認証だけでなく、顔認証にも対応しているので、マスクまたは手袋を装着した状態でもロック解除しやすくて便利。カメラはデュアル仕様で、最近トレンドの超広角撮影を楽しめる。

背面に1220万画素の広角カメラと1310万画素の超広角カメラを搭載

ディスプレイの下に指紋認証センサーを搭載。マスクを着けた状態や、机の上にスマホを置いたままでもロック解除しやすい

　筆者オススメの機能が「のぞき見ブロック」だ。最近のスマホは大画面かつ広視野角な反面、通勤電車などで周りの人から画面が見えやすいのが悩みどころ。だが、AQUOS sense3 plusではのぞき見ブロックをオンにすると、斜めから画面が見えにくいようフィルターが掛かる。逆に画面を見せたいときや自宅ではオフにすればいい。プライベートからビジネスまで便利な機能だ。

シャープならではの「のぞき見ブロック」機能を搭載。オンにすると、画面を横から見えにくくしてくれる

　急速充電器（USB PD対応）が付属する点にも注目したい。低価格帯のスマホで急速充電に対応した充電器が付属するのは珍しい。別途購入すると2000〜3000円はするので、急速充電器を持っていない人は、この価格の分、お得になると言ってもいい。

　AQUOS sense3 plusをはじめとするシャープのスマートフォンは、発売日から2年間、最大2回のOSバージョンアップを実施することも覚えておきたい。デュアルSIMに対応しているので、海外渡航時に国内のSIMを着信用に挿しつつ、もう一方のスロットで現地SIMを利用できる。

　必要十分な機能がそろったAQUOS sense3 plusは、これまで大手キャリアや他社スマホを使いこなしていた人が乗り換えるのに適したモデルといえる。

AQUOS sense3 plusの評価

デザイン　★★★★
レスポンス　★★★★
バッテリー　★★★★★
カメラ　★★★
コスパ　★★★★

→AQUOS sense3 plusの製品情報はこちら

高画質カメラと高速動作が魅力の「iPhone XR 整備品（64GB）」

　スマホ代は抑えたいけれど、高性能なiPhoneを使いたい！　そんな欲張りな人にベストなのがiPhone XRだ。

「iPhone XR 整備品（64GB）」

　発売当初は9万円台〜10万円台と高額だったiPhone XRが、SIMとセットで通常価格7万1100円のところ、今回のキャンペーンでは5万6100円で購入できる。通常のアプリから高画質3Dグラフィックのゲームまで快適に楽しめる高い処理性能を実現。もちろん、防水性能やモバイルSuicaやiDなどの非接触決済にも対応している。

iPhone XRは防水性能や、SuicaやiDなどの決済機能に対応している

　特にオススメしたいのが、今iPhone 6sやiPhone 7などやや古いiPhoneを使っていて、そろそろアプリの動作が遅くなってきた、バッテリー持ちが短くなってきたと感じているユーザーだ。より高画質な画面やカメラ、高速動作や大容量バッテリーで快適に利用できる。

　さらに、iPhoneからiPhoneへの乗り換えなら、iTunesやiCloudなどを使えば、写真やアプリなどのデータを簡単に移行できるので、スマホ買い替え時の面倒な作業が少なくて済むのもうれしい。もちろん、利用中のLightningケーブルやAirPodsなどもそのまま利用できる。

iPhoneはiPhone同士のデータ移行が楽な他、AirPodsやApple Watchといった人気の周辺機器も引き継いで利用しやすい

　製品名に「整備品」と記載されているが、これはApple認定の整備プロセスで外装やバッテリーを交換した、新品同様の製品という意味だ。実際の製品を開封したが、当然ながらiPhone XRの外装やバッテリー状況は新品で、新品の箱やアクセサリーも付属する。Appleによる1年間の製品保証や、延長保証のApple Careにも加入できる。整備品という名称だが、実際は新品と思って購入して問題ない。

気になる整備品を実際に開封してみた。本体は外装やバッテリーが新品に変えられており、新品と使い勝手は同じといっていい。イヤフォンや充電器などのアクセサリーも新品が付属している。新品との違いは箱のデザインぐらいだ

整備品とは

Apple認定の整備プロセスを経て品質が保証された新品同様の製品です
整備済製品には新しいバッテリーと外装が搭載されています
新品同様にアクセサリーやケーブルは全て付属しています
専用の白い箱に梱包（こんぽう）されています
Appleによる1年間の製品保証が付いており、AppleCareへのご加入も可能です（※ご加入について直接メーカーへお問い合わせください）

　iPhone XRの魅力は、5万円台ながらも最新ハイエンドスマホに匹敵するパフォーマンスの高さにある。6.1型ディスプレイは発色がいいことに加えて、周囲の照明に合わせて色合いを最適なものに調節するので、どんな場所でも映画や写真を自然な色で見やすい。内蔵ステレオスピーカーも、大音量かつスマホとしては音質がかなり良好だ。

6.1型の画面は、色鮮やかなだけでなく周りの照明に合わせて実際の色の見え方を調整する「True Tone」に対応。電球色の照明や暗い場所でも発色の違和感を覚えない

　アプリの動作やゲームの処理性能も、性能を計測するAntutuベンチマークアプリで40万点台のスコアと、最新の他社ハイエンドスマホに匹敵する。3万円前後の格安スマホと比べると2〜3倍の性能だ。このため、普段のアプリの操作はもちろん、3Dグラフィックを多用した最新の高画質ゲームも快適に楽しめる。

　カメラはインスタ映えスポットや暗い室内のディナーはもちろん、暗所や夜景も明るく撮影できる。背景をぼかすポートレート撮影や4Kムービーの録画も可能だ。カメラ機能については、同価格帯はもちろん、2〜3万円台の安価なスマホと比べても高品質といえる。

iPhoneは発売から数年間は、OSの更新で機能が追加されることが多い。長く使い続けやすいのは魅力だ。

　5万円台という価格も、スマホは性能が高いほど長く使い続けやすく、iPhoneは購入後も数年はOSが更新され続けるのでむしろ安いといっていいだろう。スマホ代を節約したい人から、動画や最新ゲームを楽しめる高コスパのスマホが欲しい人まで、幅広い人にオススメできる。

iPhone XR 整備品（64GB）の評価

デザイン　★★★★★
レスポンス　★★★★★
バッテリー　★★★★
カメラ　★★★★★
コスパ　★★★★★

→iPhone XR 整備品（64GB）の製品情報はこちら

格安でも大画面で使いやすい「TCL PLEX」

　TCL PLEXは市場価格だと3万円弱だが、OCNモバイル ONEでは音声SIMとのセット価格で発売記念特価9000円の破格の安さを実現した。オプションの「あんしんモバイルパック」に申し込めば、さらに安い6000円になる。

「TCL PLEX」

　6.53型のフルHD+（1080×2340ピクセル）ディスプレイに、ミッドレンジ以上のスマホでしか見られない、ディスプレイ内のホール型インカメラを搭載。背面にも、高価格帯スマホをほうふつとさせるトリプルレンズカメラを搭載し、デザインや質感も含めて安っぽさは感じられない。

ディスプレイに穴を開けた形で、2400万画素のインカメラを搭載。高価格帯の最新スマホに見られるデザインだ

　プロセッサも、3〜5万円台のスマホでないと見かけない「Snapdragon 675」を搭載しており、一般的なアプリは快適に動作する。防水やおサイフケータイといった機能はないが、それらに目をつぶれば、価格以上のスペックを実現しているといえる。

　気になるのは、1万円以下という価格で「本当に性能がいいの？」という点だろう。　まず6.53型ディスプレイだが、解像度がフルHD+と高い上に発色も良好。明るく表示できるので、昼間の屋外でも見やすい。スピーカーはモノラルだが音が大きく、イヤフォン端子も搭載している。YouTubeなどの動画を大画面で快適に視聴できる他、LINEやSNSアプリも縦長の大画面で見やすく操作しやすい。

画面が大きい分、WebサイトやSNSを見やすい。横幅はやや太いが、男性など大きめの手ならギリギリ片手でも操作できる

　カメラは4800万画素カメラと、超広角1600万画素カメラ、高感度な1080Pビデオカメラを搭載。画質については、屋外や屋内で快適に撮影できるのはもちろん、夜景や暗所でも動画や写真をかなり明るく撮影できる。カメラのシャッター音がやや大きいという欠点を除けばかなり使いやすい。

4800万画素カメラと、超広角1600万画素カメラ、高感度な1080Pビデオカメラを搭載。左右にLEDライトも搭載する。指紋認証センサーも搭載。背面は周りの照明によって、虹色のように輝く

　当然ながら5万円台や8万円台の高画質カメラ搭載スマホと比べると、高感度性能も画質も劣る。だが、3万円台のスマホと比べるとカメラ画質はかなり高品質だ。あまりスマホにお金をかけられないが、カメラ撮影を楽しみたい人にオススメしやすい。

　この他、自由に機能を割り当てられるカスタムキーを搭載しており、顔認識と指紋認証センサーを併用できるなど、高価格帯スマホと同様の機能が用意されている。

左側面のカスタムキーは、好みの機能を割り当てて操作できる

　TCL PLEXは1万円以下のスマホとしては、他に比べられるモデルがないほどコストパフォーマンスが高い。スマホは必要だがとにかく支払額を抑えたい人や、防水やおサイフケータイは必要ないが基本の機能が充実したスマホが欲しい人にオススメしたい。

TCL PLEXの評価

デザイン　★★★★
レスポンス　★★★★
バッテリー　★★★★
カメラ　★★★★
コスパ　★★★★★

→TCL PLEXの製品情報はこちら

新料金コースでお得になり、使い勝手も向上した「OCN モバイル ONE」

　今回紹介したスマートフォンで利用する通信サービス、OCN モバイル ONEについて、改めておさらいしておこう。

　OCN モバイル ONEでは2019年11月に料金コースを刷新。音声対応SIMカードの場合、1GB／月コースの月額1180円から、30GB／月コースの5980円までの6段階。日次コースのある旧コースも提供中ではあるが、月次コースで同じデータ容量を比較すると、新コースの方がお得になっている。

　さらに、「OCN 光」のセット契約によって月額200円が割り引かれ、1GB／月コースなら月額980円になる。

OCN モバイル ONE新コースの料金プラン

　ネットは自宅や職場のWi-Fi環境が中心という人は、OCN 光のセット割を利用しつつ通信量の安いプランがオススメだ。通話が多い人は、月額850円の「OCNでんわ10分かけ放題オプション」もつけると通話料も安く済む。

　格安SIMで気になる通信速度だが、OCN モバイル ONEの新コースでは、通信量の制限を見直すことで全体的な速度を向上。格安SIMの多くが苦手とする昼のランチタイムもある程度快適な通信速度を実現している。

格安SIMが苦手とする12時台のランチタイムに、数Mbpsの通信速度を記録したこともあった

　これは、通信量を消費しない最大200kbpsの通信を、契約したコースの通信容量の半分以上利用したユーザーに対して帯域を制御する工夫によるものだ。最適な通信量のプランを契約すれば、従来の格安SIMと比べて速度の不満はかなり軽減されている。

　スマホ代を節約したい人から、格安SIMは気になるけれどちょっと不安に感じている人まで、速度が改善されたOCN モバイル ONEと、人気スマホをお得に購入できる今回のキャンペーンは乗り換えのチャンスだ。春からの新生活に、最新スマホとお得な料金のOCN モバイル ONEで、快適な通信ライフを手に入れよう。