韓国のソウル中央地検は24日未明、名門大への娘の不正入学やファンドの不正投資など数多くの疑惑がもたれている「タマネギ男」ことチョ国(チョ・グク)前法相の妻で東洋(トンヤン)大教授、チョン・ギョンシム被告=私文書偽造で在宅起訴=を逮捕した。早ければ週内にもチョ氏本人を容疑者の立場で聴取するとも報じられており、支持率が急低下している文在寅(ムン・ジェイン)大統領も道連れで打撃を受けそうだ。
チョン容疑者の逮捕容疑は娘の進学に有利となる表彰状の偽造(私文書偽造)や、大学などの入学者選考を妨げた公務執行妨害、不透明な投資疑惑の業務上横領など実に11にものぼる。
これまでチョン容疑者側は、脳腫瘍や脳梗塞(こうそく)を抱えていると主張し、身柄の拘束回避を求めていた。9月にチョ氏の自宅が家宅捜査された際には、チョ氏が現場の検察に直接電話し、妻の体調に配慮するよう求めていたこともあったが、地検は「証拠隠滅の恐れがある」などとして逮捕に踏み切った。
23日、ソウル中央地裁に出頭するため、疑惑が浮上して以降初めて公の場に姿を現したチョン容疑者は、報道陣に「(審査に)誠実に臨みます」と言葉少なだった。容疑については全面的に否認しているとみられる。
2019-10-24 06:30:24Z
https://www.zakzak.co.jp/soc/news/191024/for1910240010-n1.html
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