王妃と別女性の称号「高貴な配偶者」…タイ王室、３４歳女性から剥奪 - 読売新聞

　【バンコク＝田原徳容】タイ王室は２１日、ワチラロンコン国王（６７）が王妃とは別の女性に与えていた「高貴な配偶者」とする称号を剥奪（はくだつ）したと発表した。タイで側室のような立場を意味するこの称号が正式に与えられたのは約１００年ぶりだった。

　この女性は、元看護師で陸軍所属のシニーナートさん（３４）で、今年７月に称号を受けた。国王は戴冠式前の５月に元客室乗務員のスティダー王妃（４１）と結婚していた。２１日夜に公表された王室の勅令は、シニーナートさんについて、「地位に満足せず、王妃のように振る舞った。行動が不誠実で人々の誤解を招き、国家と王室を傷つけた」と指摘した。王室のウェブサイトからは、シニーナートさんの写真や経歴が削除された。

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2019-10-22 07:07:00Z
https://www.yomiuri.co.jp/world/20191022-OYT1T50122/